エルコスの祈り劇団四季口コミや感想は?何を伝えたいのかネタバレについても

劇団四季ファミリーミュージカル「エルコスの祈り」。
とっても感動して人として大切なものは何かを教えてくれる作品ですよね。

しかしファミリーミュージカルと聞くと子ども向けなのではないかと、少々観劇しに行くのに悩む方もいるでしょう。

そう言った方は特に「エルコスの祈り」を実際観劇した方は、どんな感想を持たれているのか気になりますよね。

またどんな人におすすめなのか、私たち観客に何を伝えたいのかも知りたいのではないでしょうか。

今回は「エルコスの祈り」の感想やおすすめする人、観客に伝えたい想いやあらずじを紹介します。

「エルコスの祈り」の感想はどうなの?どんな人におすすめ?
作品の伝えたい想いって何?どんなストーリーなの?

この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

\この記事を読んでわかること/
  • 「エルコスの祈り」の感想やおすすめする人について
  • 「エルコスの祈り」が観客に伝えたい想いの考察について
  • 「エルコスの祈り」のあらずじ(ネタバレを含む)について
目次

エルコスの祈り劇団四季の口コミや感想!どんな人におすすめ?

劇団四季のファミリーミュージカル「エルコスの祈り」を観劇した人は、どのような感想を持っているのでしょうか。

切なく温かい気持ちになりました。
テーマも分かりやすく、とても心に深く残る作品。
舞台美術が相変わらずものすごくて感動でした!
とても大切な事は何なのか学ばせてくれる作品
「思いやりの心」「許す心」の尊さを観る人に思い出させてくれる作品
人に対する優しさを忘れずにいたいなと思いました
とにかく優しく暖かく包み込むエリコス。自分もこんな人間になりたいと思った

上記のような感想や口コミを確認できます。

本当に感動する作品なんですよね!!ファミリーミュージカルではあるものの、

大人になると忘れがちな「人を受け入れ個性を認める事や許す気持ち・夢や希望を持ち相手を思いやる大切さを思い出す

子どもはもちろんですが大人にこそおすすめする作品となっています。

大人になった今だからこそ観てほしい!!
仕事や人間関係で大変な大人だからこそ心に響く事間違いなしですよ。

作品の内容はファミリーミュージカルとは思えないほど深い作品となっている「エルコスの祈り」。

しかし見どころはそこだけではありません。

迫力あるパフォーマンスを間近で観賞する貴重な体験に感動
ダンスシーンが凄い!!迫力満点!!
全曲日本語の美しさメロディーの美しさを改めて感じたステキな舞台

素晴らしい歌声と表現力は圧巻
迫力のある演技に役者さんの息の揃った演技とダンスは本当に凄い

ダンスシーンの迫力やキャストの方々の素晴らしさなどに感動したとの声も多数ありました。

「エルコスの祈り」は決して感動だけでなく「笑い」もあります。

ファミリーミュージカルという事で、歌やダンス笑いを交えながら大切な事を学び思い出させてくれる作品です。

親子観劇は勿論ですが大人にもおすすめの作品ですよ。

また初めてのミュージカルや舞台など、初観劇にも分かりやすい内容でありながら深みのある作品なのでおすすめします♪

エルコスの祈り劇団四季は何を伝えたいのか作品の考察について

子どもも大人も楽しめる作品「エルコスの祈り」は、いったい私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。

考察していきましょう。(一部ネタバレとなる部分を含みますのでご注意ください。)

先に結論から述べると、

・夢や希望を持つことの大切さ
・人と違う個性を持っていて当然でそれはその人の良さ
・友人や仲間を思いやる優しい心
・人許す心の大切さ

上記のような人として大事な事を私たち観客に伝えていると考察できます。

「エルコスの祈り」はとても深みのある作品なのですが、そこはやはりファミリーミュージカル。

とっても分かりやすくダンスや歌、時に笑いを含めながら作品に込められている想いをストレートに観客に伝えてくれます。

「エリコス」との触れ合いの中そういったことが分かりやすく表現されているんですよ。

はじめ子ども達全員が心を失い笑顔を失い自信も夢も個性も奪われているんですよね・・・。

しかしエリコスと過ごすうちに、

子ども達は自信や夢や個性を持てるようになり自分自身を認めれる

エリコスの優しく温かい心に触れてゆくにつれ子ども達が変化していくんです^^

例えば、

・新しい服をプレゼントされる
・一緒に踊ったり歌ったりする  ・・・など

そんな触れ合いの中で少しずつ自分自身を認められるようになっていきます。

素直で笑顔も夢にも溢れた子どもらしい子どもになっていくんです♪

大人から見れば子どもらしくなれた子ども達に安堵感や感動も覚えてしまいます^^

夢や希望・個性の大切さなどこういった場面からも伝わってくるんですよね。
(キャストの表現力や演技力の素晴らしさも相まってます!!)

そして「人を許す心の大切さ」は、最後のシーンでエリコスの言葉で語られています。

実は最後まで心を開かなかった子ども「ジョン」と言う人物がおり、その子が関係し最後に大事件へと繋がっていくのですが・・・

消えゆくエリコスが「ジョンを責めてはいけない・一番大切なことは許すこと」と子ども達に伝える

上記のシーンがラストにあります。
エリコスが消えゆくシーンはもうハンカチ必須ですよ。

しかし優しいエリコスは最後まで子ども達を想い大切なことを子ども達に届けるんです。

それはエリコスの作り手である科学者ストーン博士の願いに関係があります。

博士の願いとは、

どんな時でも決して笑顔を忘れずに豊かな心を持つ人間になってほしい
(※セリフは要約あり)

だからこそエリコスは、夢や希望を持つ心の豊かさ人思いやる優しい気持ち人それぞれの個性を受け入れ人を許す大切さを最後の最後まで子ども達に伝え、そんな大人になれるように願い祈り伝えたのでしょう。

以上が「エルコスの祈り」が伝えたい想いの考察となります。

子供達にも伝わりやすいようなストーリーや演出です。
とは言えダンスシーンは迫力がありますし、キャストの演技力や表現力・歌唱力には圧巻・・・!!

ファミリーミュージカルだと侮るなかれなので、まだ観劇されていない方は是非観てみてくださいね♪

エルコスの祈りあらすじとネタバレまとめ

劇団四季ファミリーミュージカル「エルコスの祈り」とはどんな物語なのでしょうか。

あらすじを紹介していきましょう。
(ネタバレを含む部分があるのでご注意ください)

「エルコスの祈り」のあらすじ

学校や親から「オチコボレ」「問題児」と決めつけられた子ども達が集められた「ユートピア学園」が舞台となります。
「ユートピア学園」はきびしい管理・命令・規律に従わせ子ども達の夢や個性を奪う教育をしている学園。

そんな学園で過ごす子ども達は夢や希望は勿論、笑顔や思いやりなどを忘れってしまっている状態・・・。

そんな酷い学園に一台のロボットがやってきます。
その名は「エルリック・コスモス」と言い「通称“エルコス”」

エリコスはどんな人でも思いやり受け入れ許すとても心優しいロボット。
そんな彼女は子どもたちひとりひとりの持っている豊かな個性を引き出して行きます。
子ども達はエリコスの優しさに触れ合う中で、次第に心を開くようになり、夢や希望・他人への思いやりや優しさ・笑顔を取り戻して行きます。

しかしただ1人「ジョン」は違いました。
幼い時に母親が他界しずっとロボットに育てられてきたジョンは機械を憎んでいます。
そんな背景もありロボットのエルコスを認めようとしません。
完全に心を閉ざしエルコスにも酷い言葉を浴びせます。

そんなジョンもエルコスは理解し勇気づけようとしますがジョンの言動は酷いまま。
他の皆んながエルコスとわいわい楽しそうにしているのを横目に、逆にどんどん腐っていってしまうジョン。

一方エルコスが学園にきてから散々な目にあっていた学園の教師(ダニエラ・パルタ・ダーリー)たちがいます。
理事長も彼女にぞっこんなので更に面白くない。
彼らはエルコスを邪魔に思いやっつけようと考えるようになります!!

そんな彼らに目を付けられたのが唯一エリコスを邪険に扱うジョンでした。
ジョンを利用してエリコスをやっつける事を思い付きます。

  • ジョンがそそのかされてエルコスの燃料に不純物を混入するのを手伝ってしまう(エルコスが消滅するとわかっているにも関わらずしてしまう)
  • 燃料が保管された金庫を「僕を信じているなら、エスパーで開けろ!」とジョンに恫喝されエルコスは言う通りに金庫を開けてしまう
  • 教師達に人実にされるジョン
  • エルコスは「ジョンの命が惜しければ、金を袋に入れろ」と恫喝され仕方なく言う通りお金を入れる
  • 何も知らずに不純物の入った燃料を飲んでしまう

そんな事が起こりながらもエリコスは教師達をエスパーの力によってねじ伏せます。
とは言え不純物がはった燃料を飲んだ影響を無くす事はできません・・・。

しかしエリコスは最後まで人を想いやり優しいままです。

「ジョンを責めてはいけない・人間の心にあるものの中で一番美しいのは許す気持ち」

そう皆んなに伝えながら最後は消えてしまうエルコス。

エリコスの作り手「科学者ストーン博士」の願いである、
「どんな時でも決して笑顔を忘れずに豊かな心を持つ人間になってほしい(セリフは要約しています)」

その願いの通り笑顔や夢希望を持ち明るく思いやりのある人になって欲しい「エリコスの祈り」は、きっと彼らに届いたことでしょう!!

以上が「エリコスの祈り」のあらすじとなります。

上演時間は約2時間(15分の休憩含む)となり、ファミリーミュージカルという事で子ども達が飽きないような工夫もされていますよ!!

・テンポがいい
・ストーリーが分かりやすい
・所々に笑いの要素を入れている
・子どもが好きそうなキャッチーな楽曲
・集中力が切れやすい後半は怒涛のストーリー展開
・ジャズダンスをベースにした振り付けとフォーメーションも目を引く

子どもは勿論ですが、大人も深く考えなくてもストレートに内容が入ってくるので観劇しやすい作品です。

更に子どもとは違う視点で見るので、感動して泣いてしまうのは大人の方が多いようですね^^

大人の方にも十分響く「生きる上で大切なメッセージ」を伝えてくれる作品となっています♪

まとめ

今回は「エルコスの祈り」の感想やおすすめする人、観客に伝えたい想いやあらずじを紹介します。

「エルコスの祈り」はファミリーミュージカルなので、観客に伝えたい想いをストレートに分かりやすく伝えてくれています。

・夢や希望を持つことの大切さ
・皆人と違う個性を持っていて当然でそれはその人の良さ
・友人や仲間を思いやる優しい心
・人を許す心の大切さ

人間にとって大切な事を作品を通して伝え学び思い出させてくれる作品です!!

分かりやすいとは言えとても内容は深く考えさせられます。
またダンスなどの舞台演出も素晴らしいので大人でも十分楽しめる作品なんですよ^^

むしろ大人になって忘れかけていた大切な事を思い出させてくれる内容です。
ですので大人にこそおすすめできる作品でもありますよ♪
(初観劇にも内容が分かりやすくおすすめ)

ラストは大人の方が涙する方も多いんですよね。
それほど大人にも刺さる作品なので、ファミリーミュージカルだからと侮ってはいけません。

笑いあり涙あり本当に素晴らしい作品です。
ぜひまだ観に行かれてない方は観劇してみてくださいね^^

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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