劇団四季オペラ座の怪人の口コミや感想は?最後の意味や伝えたいことを解説!

劇団四季「オペラ座の怪人」が大好きな方は多いでしょう。

何度観ても見飽きる事もなく、むしろ何度も観たくなる魅力的で圧巻の素晴らしい舞台ですよね!!

そんな劇団四季「オペラ座の怪人」を観た方はどのような感想を持っているのでしょうか。

中には「怖い」なんて声もあるとか・・。
余計にどんな口コミなのか知りたくなりますよね。

またラストのシーンの意味伝えたい事は何なのか、理解するのが難しい部分もあります。

その難しい部分を知って、もっと深く「オペラ座の怪人」を理解したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は劇団四季「オペラ座の怪人」の感想やラストシーンの意味、そしてこの作品が伝えたい事は何なのかを考察し紹介していきます。

「オペラ座の怪人」に口コミってどうなの?
ラストシーンの意味は?作品の伝えたい事ってなに?

この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

\この記事を読んでわかること/
  • 劇団四季「オペラ座の怪人」の口コミ感想のまとめ
  • 劇団四季「オペラ座の怪人」ラストシーンの意味について
  • 劇団四季「オペラ座の怪人」が伝えたい事について
目次

劇団四季オペラ座の怪人口コミや感想は?怖い?

劇団四季「オペラ座の怪人」は少々暗い雰囲気を持っていますよね。

そんな作品なので実際どのような感想を皆さんがお持ちなのか、SNSなどを参考に実際観劇した方の口コミを紹介していきます。

良い口コミ

劇団四季「オペラ座の怪人」の口コミには、

感動で震えた
最初から最後まで凄かった
歌唱・キャストの表現(演技)・舞台演出全てが素晴らしく最高

一度観た方はまた再び観たくなるほど素晴らしい舞台なんです!!

何度観てもその魅力に魅了され、忘れられない舞台となるのが「オペラ座の怪人」なんですよ^^

実際の感想はというと、

めちゃくちゃ面白かった 爆音歌唱と生オケに耳破壊された、良すぎる〜〜〜〜〜〜
歌声が本当にすごかったです。鳥肌たった。舞台も綺麗だし素晴らしかったです。
圧倒的な歌唱と表現力に脱帽!!ストーリーも舞台演出や舞台の細やかな装飾や道具、本当に何もかも素晴らしすぎて震えます。
生まれてきてくれてありがとう、って感じるぐらいの圧倒的に素晴らしい曲。 そこに鳥肌がたつくらいの演技と歌声を聞かせてくれる役者さん最高です

全てにおいて圧倒
何度観ても飽きない大好きな作品
感動の涙、何度も見たくなる
役者陣の可憐な歌とオーケストラとの共演に感動
何度観ても新鮮に感動して、宝物のような経験を得ます
迫力とストーリーと音楽…感動した。拍手鳴りやまぬ。

とても感動し圧倒される舞台だとの感想を多くの方が持っておられます!!

本当に素晴らしい舞台なんですよね。
何度観てもその感動と圧倒的な舞台は忘れられないものとなるのは間違いありません。

キャストも歌唱力や演技力(表現力)の高い方達が選ばれると言われています。

更に舞台演出や舞台装飾(衣装など)も素晴らしと評判なんですよ♪

キャスト・舞台演出・舞台装飾(衣装も含め)どれをとってもレベルが高いので圧巻の舞台となるんでしょうね。

まだ観ていない方は一度は観ないと損すると言っても間違いない素晴らしい作品ですよ^^

悪い口コミ

劇団四季「オペラ座の怪人」の評価はとても高いものです。

しかし一定数、

怖い
ちょっとビビる

など恐怖心を持つ方がおられるようなんです。

とは言えその方達も「圧巻だった」や「キャストも演出も全て素晴らしい」など、舞台自体は高評価の感想となっていました。

では実際の声を紹介していきましょう。

暗いわ。。怖いわ。。でも歌がめちゃくちゃうまかったから全力でスタオベ
ちょっと怖いところもあったけど。ダンスと歌声に圧巻!素晴らしい舞台だった
美し過ぎて迫力があって怖くて・・・総じてとにかく素晴らしい

客席も暗くなるという事もあり、雰囲気や演出に「怖い」という印象を持つ方が実際におられるようですね。

特に小学生以下のお子さんの場合は、余計に恐怖感を抱く可能性が高いようです。
親子観劇の際は注意した方がいいでしょう。

さらに悪い口コミを調査していくと怖いとの感想の他にも一部の方から、

つまらない

との声が上がっていました。

実際の口コミは、

映画は面白くて好きだけど劇団四季のは面白いと感じなかった
キャストの歌声や歌詞がしっくりこない
ホラーっぽくてなんか違う、映画の方がいい

など映画と比べて不満がある方やキャストに関してマイナス評価をされているのようなんです。

特に

・クライマックス
・歌詞の日本語訳
・劇団四季キャストの歌い方や表現力

その部分にしっくり来ないとの意見が多く上がっていました。

確かに映画のクライマックスはシャンデリアが落下しますが、劇団四季では第一幕ラストに落ちます。

ですので映画を見ている方は少々ラストが物足りないと感じるかもしれません。

日本語訳は劇団四季独自の翻訳となります。
英語が分かる方の中には翻訳に違和感を感じてしまう部分もあるのでしょうね。

またキャストにより舞台の印象は大きく異なります。
ですので人によっては、キャストの表現方法や歌唱力が好みに合わずしっくり来ない方もいるようです。

以上のようなマイナス評価も一定数あるのは事実となります。

しかしどんな作品であっても全ての方から高評価を得る事は大変難しい事でもあります。
感じ方は人それぞれですからね^^

とはいえマイナス評価は一定数であってほとんどが高評価の口コミばかりです。
素敵な作品なのは間違いないですよ。

劇団四季オペラ座の怪人最後のシーンの意味は?

劇団四季「オペラ座の怪人」のラストシーンは、

クリスティーヌがファントムにキスをする
ファントムはキスを受けてクリスティーヌとラウルを解放する
その後クリスティーヌが指輪を返しに1人戻って来る
指輪を返したクリスティーヌが去り際に「all I ask of you」を歌う
そしてファントムは消え仮面だけが椅子に残される

このような流れとなります。

この最後に残された仮面にはどのような意味が込められているのか気になりますよね。

一体あの残された仮面の意味は何なのでしょうか。

・醜さを隠す仮面がいらないほどの愛を知り救われたファントムの心の描写
・ありのままの自分を愛してくれたクリスティーヌへの感謝

上記の意味が込められてると考えられます。

そのポイントとなるのはクリスティーヌからファントムにするキスです。

このキスから、

最後クリスティーヌの心(愛情)はファントムにあったと言える

一時はファントムに恐怖や憎しみを抱くクリスティーヌ。
しかしかつて抱いた彼への尊敬や親愛が消えていない事を実感するんです。

そしてファントムの抱える大きな哀しみや痛みを知る事で、「寄り添ってあげたい・受け入れてあげたい・愛してあげたい」という、自分の中に以前抱いていた親愛とは違う深い愛が芽生えた事を感じとったのではないかと考えられます。

それが読み取れるのが、

1人ファントムの所に指輪を返しに戻り「all I ask of you」を歌いながら去る

以上のシーンです。

「all I ask of you」はラウルとの愛の確認で歌っていた歌ですよね。
しかし最後のシーンではとても切なく涙ながらに歌う姿から、この時はファントムに向けて歌ったと考察できるんです!!

さらに舞台最初のシーンである、

老人ラウルが登場しファントムの遺品「猿のオルゴール」をオークションで落札する

このシーンでクリスティーヌのファントムへの愛が深く、それは生涯忘れることはなかった事がわかります。

と言うのも老人ラウルが、

オルゴール
あの人(妻クリスティーヌ)がいつも言っていた。

そのように言います。

これはクリスティーヌがラウルに何度もファントムの話をしていたと読み取れますよね。
それもラウルが彼女との思い出の一つとして覚えてしまうほどにです!!

もちろんラウルへの愛は本物でしょう。
人生を共にしてくほどに愛しているのは確実です。

しかしファントムとは、ただの愛情ではなくそれよりも深いところで繋がっていたのでしょうね。

その深い愛情は彼女のキスの後、2人を解放した事からもファントムに伝わっていると分かります。

自分の醜い部分も含めありのままを愛し受け入れてくれるクリスティーヌ
それによりファントム自身も、自分の醜さを受け入れ許す事が出来たのではないでしょうか。

これを踏まえた上で最後に残る仮面の考察をしていきましょう。

まずクリスティーヌの深い愛を知ったファントムには、醜さを隠す仮面は必要なくなったと捉えること出来るんです!!

今まで自身の醜さに苦しみ哀しんだファントムが、クリスティーヌの愛によって救われたことになります。

クリスティーヌの深い愛情はとても心に響いたのでしょう。
だからこそ彼女を想いラウルと共に解放したと考えられませんか。

共に歩みたい気持ちを押し殺しながらも、初めて相手を想った行動をとったのではないでしょうか。

自分本位の愛情しか持てなかったファントムの変化はとても大きいものですよね。
それだけクリスティーヌの彼への愛が彼を変えたことになります。

以上の事から、

  • 醜さを隠す仮面がいらないほどの愛を知り救われたファントムの心の描写
  • ありのままの自分を愛してくれたクリスティーヌへの感謝

だと考察しました。
(あくまで個人的な考察となります)

初めて見た時の解釈とリピートして見た時の解釈とで多く異なってくる「オペラ座の怪人」。

観た方それぞれの捉え方があるので、友人や家族などと一緒に観劇し考察し合うと楽しいですよ^^

劇団四季オペラ座の怪人が伝えたいことを解説

劇団四季「オペラ座の怪人」を通して一体何を伝えたいのでしょうか。

正直明確に何を伝えたいのかと言う事は、人ぞれぞれに受け取る印象や想いが異なるので一概に決めつける事はできません。

ですが個人的な解釈としては、

心のあり方と愛の形の繋がり、そして真の愛とは・・?

これを伝えたいのではないでしょうか。
心のあり方と愛の形についてや真の愛とは何のか?・・など「」と言うものに焦点を当てていると感じます。

「オペラ座の怪人」が伝えたい「愛」について詳しく解説していく上でポイントとなるのは、

解説ポイント①:ファントムとラウルでの愛情の対比
解説ポイント②:クリスティーヌの抱くラウルへの愛の形
解説ポイント③:最終的に描かれる真の愛とは

以上となります。

とは言えあくまで個人的な解釈と解説なので参考程度にご覧くださいね^^

解説ポイント①:ファントムとラウルでの愛情の対比

まず誰もが分かっているでしょうが、ファントムのクリスティーヌへ向ける愛は歪んでいますよね。
独占欲にとらわれ人の命を奪う程に狂気的な愛です。

愛を確かめ歌い合うクリスティーヌとラウルに向けて、

愛と音楽を与えたのにその仕打ちがこれだというのか。
愛するものに裏切られた。これほどの辱めを決して許さない

以上のようなセリフをファントムが言うシーンがあります。

このようなファントムの考えは本当に愛と呼べるものなのでしょうか。
正直ただのエゴとも言えますよね。

しかし、

自己中とも言えるファントムの激情も一つの「愛」の形

クリスティーヌもファントムに「穢れは顔ではなく心の中にある」と言っています。
それほどファントムの心は傷つき荒み歪んでしまっているのです。

その心のあり方がそのまま表されているような愛の形ですよね。

もちろんファントムがしてきた事は間違っています。

しかし彼の生い立ちや愛されることを知らない彼からすると、唯一出来た愛の表現方法であり愛の形だったとも十分考えられますよね。

歪んで恐怖すら感じますがクリスティーヌを強く深く愛している事は伝わりますからね・・。

そんなファントムの愛とは真逆で対比するように描かれているのがラウルです。

クリスティーヌへ向けるラウルの愛は、

彼女の意思を尊重し守り支える相手を想う愛

最終的にクリスティーヌの心がファントムにあるということは気づいていたでしょう。

おそらくファントムから解放された時には、彼女の中にファントムを想う気持ちがあるのは気づいていると考察できます。

それでも彼女の想い全てを受け入れ添い遂げていますよね。
それほどまでに相手を想い尊重し大切にすることも愛の形です。

両者は大きく異なり真逆ではあります。
しかし2人それぞれの心に従った愛の形だと伝えているのではないでしょうか。

解説ポイント②:クリスティーヌの抱くラウルへの愛

実はクリスティーヌがラウルに向ける愛にも、恋人に向ける愛ではあるもののラウルと少々違うんです。

クリスティーヌは、

あくまでラウルには「愛してほしい」「側にいて守ってほしい」

上記のような受動的な愛情を抱いているように感じませんか。

もちろんラウルを好きな気持ちに間違いはないでしょう。
しかしラウルを想っていると言うよりも、自分が想われていたいと言う感情が強いように見えます。

どこか愛されることを望むファントムに似ていますよね。

クリスティーヌを一番に考えているラウルとは少々違う愛と捉えることができるんです。

自分が思うよりも相手に思われることを望んでいる・・それも愛の形の一つですよね。

先述したファントムとラウル、そしてクリスティーヌ。
愛には色々な形と表現方法があるのだと、この作品を通して感じることができます。

解説ポイント③:最終的に描かれる真の愛とは

自分勝手なファントムと、受動的で自分が愛すより愛される事を望むクリスティーヌ。

このどこか似ている2人の「愛」がラスト変化します。

ファントムの変化
・今までは自分本位の狂気的な感情をぶつけていたがクリスティーヌの深い愛情に心が救われた

・ありのままを愛し受け入れてくれたクリスティーヌの愛によって、ファントム自身も自身の醜さを許し受け入れる事が出来て心のあり方に変化が起こる

・心のあり方の変化により、ありのままを受け入れ愛してくれたクリスティーヌを一番に考えた行動をラストで初めて行えた

クリスティーヌの変化
・ラウルに向けるような愛されたいと言う受動的な愛だったのが、ファントムの哀しみを知る中で初めて自ら「愛してあげたい側にいてあげたい」と言う相手を想い行動しようとする能動的な愛情を抱く

・永遠に会えなくとも忘れることがなく心に残り続ける深い愛をファントムに抱き生涯を終えた

上記のように今までとは違う「相手を想う愛」を知ることとなるんです。

ファントムもクリスティーヌも心の変化によって愛の形も変化し成長したように感じました。

以上今まで説明してきた解説ポイントを踏まえて考察すると、

心のあり方は愛の形に繋がる
そして真の愛とは自分の想いや考えを押し付ける一方的なものではなく、お互いが想いあい尊重し合うこと

以上のように「」についてのメッセージが込められているのではないかと感じました。

まとめ

今回は劇団四季「オペラ座の怪人」の観劇感想の紹介や、ラストシーンの意味と作品が伝えたい事を考察しました。

実は「怖い」などの声もあり、映画と比べる方の中には「つまらない」との声もある「オペラ座の怪人」。

しかし観劇感想のほとんどが「感動した」「素晴らしい」「何度観ても飽きない」など、高評価の声ばかりとなっています。

素敵な作品だと言う事は間違いありませんよ。

初めてだと理解出来ないとの声も多い仮面だけが残されるラストシーンですが、

意味①:醜さを隠す仮面がいらないほどの愛を知り救われたファントムの心の描写

意味②:ありのままの自分を愛してくれたクリスティーヌへの感謝や永遠の想いを表している

以上のような意味があると考察しました。

更にこの作品が伝えたい事は、

心のあり方は愛の形に繋がり、そして真の愛とは想いあい尊重し合うこと

だと考えられます。

どちらも個人的な考察になります。当然「全く違う!!」と思われる方もいるでしょう。

人の数ほど解釈が存在します。
さらにキャストの違いなどでも受け取り方は大きく違ってきますからね。

何度みても心震え涙する劇団四季「オペラ座の怪人」。

ストーリーだけではなく、キャスト(歌声や演技)・舞台演出・舞台装飾など本当に全てが素晴らしく魅力的な作品です!!

定期的に公演される人気の作品なので次の公演が楽しみですね!!

観に行かれた際にはラストシーンの意味やこの作品の伝えたいメッセージを、自分なりに考察して楽しんでみてくださいね^^

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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